ネットタッチ 全仏2013 セミファイナル ジョコヴィッチの痛恨のミス
先週、ラファエルナダルの2度目の4連覇つまり8度目の優勝で終わったフレンチオープン。
事実上の決勝戦のラファエルナダルとノヴァクジョコヴィッチの試合はフルセットを全部、見る羽目になった。見始めたらやめられない展開なわけで。
ナダルの6-4,3-6とタイに追いついたジョコヴィッチがここで明らかな体調不良。
急な熱さで軽い熱中症だったか動けなくなる。あっさり1-6で落とした。審判がチームに
彼が吐いているとジェスチャーしているシーンまでありどうなるかと思ったが。
しかし、ここからがこの二人の身体能力と技術レベルの高さを示す打ち合い、拾い合いに
ジョコヴィッチが4セット目をタイブレークで取りフルセット。
先にブレークして4-3 40-40からのポイント。相変わらずナダルは拾いまくるがジョコヴィッチのフォアの逆クロスで走らせたあとでダウンザラインへ。ナダルは完全に背中を向けた状態で浅いロブを上げるだけ、走りこんでやや回り込んだジョコヴィッチ。少し風でボールが戻り、さらに逆クロスに打ちたいために打点が遅れて なぜか焦ってジャンプしてから地面にボールを強くたたきつけた。
風がなくてそのままのタイミングで緩くでもコースをつけば、あるいは
ジャンプしなければ などなど結果論で色々考えられるが。
打ったボールは高く弾んで、ゆっくりと満員の観衆の待つスタンドへ。
一方ジョコヴィッチの宙に舞った身体は、そのままネットぎりぎりで触らないように
粘っては見るものの慣性の法則、止まれるわけもなく ツーバウンドする前に
ネットタッチ。これは反則でナダルのポイントに。
取っていればアドバンテージでこのゲームを制する確率はかなり高くさらに
このゲームを取って5-3になっていれば次の自分のゲームがサービング フォー ザ
チャンピオンシップだったわけで。
写真はクレームしているナダル
結果的に次のポイントでナダルにブレークを許し追いつかれ最後、力尽きる
わけですが。
実際にはこういう微妙なポイントの入れ違いで優勝が決まってしまう。
セミファイナルではありましたが事実上の決勝戦。本当にとんでもないボールを
拾い合いスーパープレーの連続。昨年全豪の決勝同様にスペクタクル溢れる名勝負。
そしてこのシーンは全仏を含めてテニスの歴史に残るポイントとして語り継がれるでしょう。
昨年のウィンブルドンのファイナルでもマレーがロジャーフェデラーのロブで
芝に足を取られて転んだところから流れが変わったように トップレベルの戦いでは
些細と思われるポイントがとても意味を持つ。だから彼らは練習から決して気を抜かない。
それを周りの選手も全員理解しているので、テニスというスポーツがここ数年で
とんでもなく身体、技術ともにレベルを上げているのだろうなと思わせるシーンでした。
事実上の決勝戦のラファエルナダルとノヴァクジョコヴィッチの試合はフルセットを全部、見る羽目になった。見始めたらやめられない展開なわけで。
ナダルの6-4,3-6とタイに追いついたジョコヴィッチがここで明らかな体調不良。
急な熱さで軽い熱中症だったか動けなくなる。あっさり1-6で落とした。審判がチームに
彼が吐いているとジェスチャーしているシーンまでありどうなるかと思ったが。
しかし、ここからがこの二人の身体能力と技術レベルの高さを示す打ち合い、拾い合いに
ジョコヴィッチが4セット目をタイブレークで取りフルセット。
先にブレークして4-3 40-40からのポイント。相変わらずナダルは拾いまくるがジョコヴィッチのフォアの逆クロスで走らせたあとでダウンザラインへ。ナダルは完全に背中を向けた状態で浅いロブを上げるだけ、走りこんでやや回り込んだジョコヴィッチ。少し風でボールが戻り、さらに逆クロスに打ちたいために打点が遅れて なぜか焦ってジャンプしてから地面にボールを強くたたきつけた。
風がなくてそのままのタイミングで緩くでもコースをつけば、あるいは
ジャンプしなければ などなど結果論で色々考えられるが。
打ったボールは高く弾んで、ゆっくりと満員の観衆の待つスタンドへ。
一方ジョコヴィッチの宙に舞った身体は、そのままネットぎりぎりで触らないように
粘っては見るものの慣性の法則、止まれるわけもなく ツーバウンドする前に
ネットタッチ。これは反則でナダルのポイントに。
取っていればアドバンテージでこのゲームを制する確率はかなり高くさらに
このゲームを取って5-3になっていれば次の自分のゲームがサービング フォー ザ
チャンピオンシップだったわけで。
写真はクレームしているナダル
結果的に次のポイントでナダルにブレークを許し追いつかれ最後、力尽きる
わけですが。
実際にはこういう微妙なポイントの入れ違いで優勝が決まってしまう。
セミファイナルではありましたが事実上の決勝戦。本当にとんでもないボールを
拾い合いスーパープレーの連続。昨年全豪の決勝同様にスペクタクル溢れる名勝負。
そしてこのシーンは全仏を含めてテニスの歴史に残るポイントとして語り継がれるでしょう。
昨年のウィンブルドンのファイナルでもマレーがロジャーフェデラーのロブで
芝に足を取られて転んだところから流れが変わったように トップレベルの戦いでは
些細と思われるポイントがとても意味を持つ。だから彼らは練習から決して気を抜かない。
それを周りの選手も全員理解しているので、テニスというスポーツがここ数年で
とんでもなく身体、技術ともにレベルを上げているのだろうなと思わせるシーンでした。
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