ラファエルナダルのロジャーフェデラー対策

ロジャーフェデラーの6連覇が断たれたウィンブルドンですが、
ローランギャロスで実際にパリで決勝を見て、昨日の試合と
含めてラファエルナダルのロジャーフェデラーへの対策で
気づいた点がいくつかあるので書いてみたいと思います。

全体的に言われているのはロジャーのバックハンドに
サービスもストロークも集中させていた という点。

これはナダルもそうですが、フォアは恐ろしく強くて、早いので
そちらに甘い 甘くなくても ボールが行くと何をされるか
わからない。結果的にエースを取られる。

故にバックへ集める。特にロジャーはシングルハンドなので
高いところは弱点です。

ロジャーフェデラーのテニスの特徴は攻めが早い。
浅いリターンはすべてフォア、バックでもエースを
とるだけのストローク力は持っています。

なのでバックハンド中心になります。

ただロジャーも同じことをしてくるのでバックハンドの撃ち合いを
極めて薄い幅で行うことになります。

ここで次の展開としては左右に振るか、前後なわけですが
相手が右利きでダブルハンドの場合、ロジャーフェデラーは
バックハンドのスライスでクロスに浅いボールを落とします。
これは決まる必要はないのですが、ダブルハンドのバックですので
力も入らないしクロスに深く返さざるを得ません。また結果的に
ネットプレーをするために前に出てきます。

ここでロジャーフェデラーの鋭いバックのパッシングが
ストレートあるいはクロスに決まり 相手はチャンスを逃した
ように見えますが、実は誘い込まれています。

唯一、これに対抗できたのはナルバンディアンでドロップショットを
打ち返してネットでのボレー合戦に持ち込んでいました。

ラファエルナダルは左利きなので落とされたら困るのは
反対側で、こちらに浅い有効なボールを落とすのは
ロジャーフェデラーでもなかなかできませんが1回
試していましたが 見事にドロップショットで
切り返していました。

ローランギャロスでの対策の一番の印象はサービスリターンで
以前のように深くは構えずにとにかくよく見てラケットに当てることに
専念していたように見えました。結果的に深くて高いスライス回転の
リターンがエンドラインぎりぎりに入り、そこからのロジャーフェデラーの
攻めは遅いものにならざるをえませんでした。

基本的な知識として 右利き同士でもバックハンドを攻めあうのは
プロとして当たり前の話で、当然ロジャーフェデラーも対策を
とっているわけです。でもどうしてラファエルナダルにはやられるのか?
1つにはラファエルナダルがもともと右利きでフォアもバックも強烈で
あるということが1つ。それから左利きの優位点がいくつかあげられます。

1.試合を決めるポイントが競ったときに左利きが有利。
  当たり前ですが、右利きの人は右から左に回転させてボールを
  とらえるほうが見やすいし、力も入ります。野球でいえば
  レフトスタンドにホームラン あるいは強い打球が行くのと同じ
  テニスでデユース以降 ポイントを決める場面は左から右斜めに
  サービスをします。このため左利きの方がより有利な展開に
  なるわけです。

2.また左利きの左から右への回転は 右利きの右から左への回転より
  多く、すべると言われています。それは心臓が左側にあるため誰でも
  左脇の方が閉めやすいという理屈のようです。結果的にストロークでも
  回転量が多いので普通にラケットをバックで返しますと思っているよりも
  右に飛んで行ってしまいます。それでフォアでも同じで極めて
  コントロールがしにくいです。

3.あとはこれも一般的ですが左利きの人の方が少ないので対戦経験が
  少ないので 慣れていない不利というのがあげられます。これを
  わかっていたコーチのトニーナダルが右利きのナダルを左利きに
  育て上げたのは意味深い話です。

とりあえず思いついたところを書きましたが、ロジャーフェデラーも
ラファエルナダル対策を相当してきていて進化はしていたので
そのあたりも次回書いてみたいと思います。



 








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